テキスト
めうてんぽ農園
めうてんぽ農園の想い
長野に移住してから始めた野菜作り。
初めは田舎に住むんだから畑はやってみよう、それくらいの気持ちでした。
自然界に存在しない化学物質を施すことに抵抗があった私たちは、どうせ自分たちしか食べないんだからわざわざお金を出して農薬や化学肥料を買う必要はない、仮にうまく出来なかったらそれはそれでいい。そういう気持ちで野菜作りを始めました。
野菜を作っていくうちに、化学肥料を使った野菜と使わない自家製野菜の味の違いに気づきます。
野菜は植物です。
植物は子孫を残そうと必死に生きます。
植物も動物も人間も命あるものはみんな一緒ですね。
切られても切られても花を咲かし種をつけ子孫を残そうとします。
自然の力だけで野菜は本来の生きる力を存分に発揮します。それが野菜の甘味や旨味になり、野菜本来の味になると考えています。
私たちにできることはほんの少し手をかけるだけなのです。
昔ながらのやり方は先人の知恵がつまっています。
特にそれに固執しているわけではありませんが、大きいお金を動かさずとも昔ながらのやり方でやれば自分たちの労力でカバーできることが多々あります。
モノを買わずにできることもありますし、ゴミを出さなくてすむこともあります。
昔ながらのやり方は理にかなっていることがとても多いのです。
農業をとおして、そういったことも少しでもお伝えできればと思います。
勤めに出ているときは休日にしか農作業ができなくてストレスを抱えることもありました。
しかし、農業が仕事の今は毎日思う存分、愛情と情熱を注ぎ込むことができます。
農業は最も「生きる」ということに密接で私たちの生活スタイルにとても合っているものだと感じています。
何よりも、ただ好きなのです。食べることも作ることも。
食べることは生きること。
私もあなたも、食べたものでできているのですから。
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